日中経済協会上海事務所 大分県経済交流室TOPIX

「グリーンなスマートシティ」目指す雄安新区

最先端テクノロジーが集積する未来都市が建設されることとなっている雄安新区に、世界から注目が集まっています。今回、雄安新区の視察と、同新区が立地する河北省の政府外事弁公室と交流する機会があり、参加してきました。

雄安新区は、2017年4月、中国国務院がその設立と開発構想を発表し、2,000k㎡にも及ぶ区画を開発するものです。「千年の大計」とも言われる巨大プロジェクトで、2035年に初期スタートアップ区画100k㎡が完成、2050年をめどに人口1000万人の大都市とする計画です。

市民センター内には管理事務所や展示施設がある

現在、新区内に展示施設や管理事務所がある市民センターが設置されています。一般の見学客も入場可能で、自動運転の電気自動車のテスト走行が行われ、無人コンビニや無人ホテルが営業を行っています。

自動運転の電動バス

また、スマートシティであると同時に、環境にも配慮することとしており、区画内には大規模な植樹が行われているほか、隣接する湖沼「白洋淀」の環境改善に向けた取り組みも行われています。

白洋淀の近くには天然温泉も湧く

小規模ではありますが天然温泉、地熱資源もあるとのことで、「おんせん県おおいた」とのコラボレーションの可能性もあるかもしれません。

開発の進捗状況に注目していきたいと思います。

【 もどる 】    【 Top 】