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大分県中小企業団体中央会上海視察団にアテンド

11月14日(水)から16日(金)の3日間、県中小企業団体中央会が組織する上海視察団、約10名の方々が訪中されました。

訪問団は中央会の職員の方のほか、主に食品関係、農業関係の方で構成されており、将来的な海外展開の第一歩として上海及びその周辺の実情をその目で確かめることが目的です。

上海到着後、訪問団はまず、中国最大級の食品・飲料の見本市「FHC China」を視察しました。この見本市は今年開催16回目となりますが、今回は70カ国・地域から1,300社以上の企業が出展しているとのことでした。特に目についたのは欧米の企業で、ワインや各種飲料、オリーブオイル、お菓子、肉、海鮮などがずらりと並べられており、全世界の中国市場に対する期待の高さを物語っていました。


FHC Chinaを視察する訪問団

日本企業もジェトロが募集したジャパンパビリオンに多く出展していました。宮崎県の酒造メーカーも出展しており、来場したお客さんに日本酒や焼酎を振舞っていました。担当者に話を聞いたところ、いろんな企業から声がかかり、反応はまずまずとのことでした。


ジェトロ 日本パビリオン

FHC視察後、一行はジェトロ上海事務所を訪問し、中国における日系食品企業の概況について、能多アドバイザー及び金子アドバイザーによるブリーフィングを受け、現状の把握を行いました。


ジェトロ上海事務所でのブリーフィング

15日(木)は、蘇州市木瀆鎮にある日本企業サービスセンターを訪問しました。木瀆鎮は蘇州市の中心から車で約20分の距離にある地域ですが、美しい山と緑に囲まれた場所です。木瀆鎮では街の発展を図るため、積極的な日本企業誘致を目指しており、鎮政府が主体となったNPO法人日本企業サービスセンターを通じ、進出日本企業へ法人設立支援や企業マッチングなどのサービスを提供しています。


木瀆鎮日本企業サービスセンターで
説明を聞く訪問団一行

訪問団一行が訪れた際には、大変忙しい時期だったにも関わらず、盧剣峰センター長や伊藤真梨委員をはじめ日本語のできるスタッフ5名に対応していただきました。また、センターは、今回の訪問団に農業関係の方がいることを配慮し、木瀆鎮の農業の現状という資料を急きょ作成するという丁寧な対応ぶりでした。

訪問団の一人は、「県内の中小企業にとっては、いきなり上海等の大都市で事業を始めるのはハードルが高い。こうした場所から始めていくのは適当かもしれない。」と感想を述べていました。

団員の中には初めて中国を訪れた方もいましたので、蘇州では短い滞在時間を利用し、「月落ち烏鳴き、霜天に満つ」で始まる、あの「楓橋夜泊」の詩で有名な寒山寺も視察し、若干ですが中国の伝統文化に接することができました。


寒山寺境内にある「楓橋夜泊」

その日の夜の夕食会には、上海大分県人会会員の上海峰二食品の市野瀬裕生さんと寿司めいじん上海の中島敏晴総経理にもご参加いただき、中国の食品日系企業の現状についてお話をしていただきました。新聞や雑誌ではなく、実際に上海で商売を行っている郷土の方から聞く話は大変具体的で、皆さん大変参考になったと言っていました。

16日(金)は上海市の郊外にある金山区日本中小企業産業園を訪問しました。金山区は大規模な産業園を建設中で、その中核に日本の中小企業を対象とした産業園を設ける計画になっています。この産業区でも日本語のできるスタッフ5名の方にご対応いただきました。誘致担当の唐勝春責任者は流ちょうな日本語で日本の中小企業の技術の高さを称賛するとともに、金山区が日本の中小企業と提携することにより、ともに発展していきたいとの思いを熱っぽく語ってくれました。


金山工業区開発委員会の巨大な展示場 金山区日本中小企業産業園
説明を聞く訪問団一行

そのほか、訪問団一行は移動中の時間を利用し、上海久光百貨店で「寿司めいじん」の店舗を視察するとともに、三和酒類の焼酎、リキュールや富士甚醤油の各種調味料などが販売されている現場も視察しました。

3日間の滞在で、毎日朝8時から夜7時頃までのハードなスケジュールにもかかわらず、皆さん精力的に視察に取り組んでいただき、充実した訪問になったことと思います。

中国で海外展開を考えられている皆さんには、当事務所でいろんな手配、アテンドができますので、是非ご活用ください。


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